<< 八坂さん >>

せかんど?


今日の彼女はやけに荒れていた。

ものすごい勢いで流れてくる文字。
いつもはとても無機質なそれが、今日はやけに響いてくる。
唇を尖らせて悪態をつく彼女の姿が容易に想像できた。

アイツには帰る場所がある。
あたしにはないのに。。
アイツしかいないのにアイツは他に帰る場所がある。
男はズルい!
口では上手いこと言っても結局はズルい!
いつも逃げ道を作ってる!!
あのコがダメになったらこっちに来るんよね。。
ズルすぎる!!


怒りと切なさと苦しさと寂しさをあたしにぶつけた彼女。
何を言えばいいのかわからずに困っているあたし。
しばらく続いた沈黙を先に破ったのは彼女だった。

でも、来てくれたらうれしい。。
あたしがアイツの帰る場所になれたら。。。
…こうやっていつも"if"ばっかり考えてんの。
あるはずないってわかってんだけどね。
悲しいけど、そう思ってないと、やってけない。。



どうやら"セカンド"状態が続いているらしい。
自分が一番、自分大好き、の彼女がセカンドに甘んじているなんて。
そんなに惚れ込んでしまったのだろうか。
セカンドでもいいからそばにいたい、とでも思ったのか。
彼女にそこまでさせてしまう男。
どんなに魅力的な男なのか、と興味津々。
会って、お話してみたい気もするけれど。
それは、ちょっとリスキーで。。


きっと彼女はそのうち1番になれると思う。
少しワガママな彼女の性格が功を奏すると思う。
キレイでちょっと変態で芸術家肌な、あたしの自慢の友達。
どうか、どうか、幸せになってほしい。


話聞いてくれてありがとう。
なんか、スッキリした。
ごめんね、遅くまで。
おやすみ!



突然そう言うと、彼女はまた、あたしのいない日常へと帰っていった。

"いつも応援してること、忘れないで"
やっと絞り出した言葉。
虚しく警告のメッセージが響く。

プライドが高くて、少しワガママで、少しだけ自分勝手。
でも、ほんとは照れ屋で涙もろいこと、わかってるから。
一方的に切られた会話も、許せてしまう。


自慢の友達。
きっと、幸せになってね。
[PR]
by lady_hypocrite | 2005-07-17 03:04 | Story-事実は小説より奇なり?-
<< 八坂さん >>